日々(RP:053)

  • 6:00、起床。いいペース。みのもんたが朝から働いているので平日かと思ったよ*1。まずは昨日のブログを書いてしまおう。今日の予定は「日ハムパレード」、「研究会」、「RP作業」…といった感じ。
  • さて、ブログも書けたのでそろそろ行こうかな…。テレビの「パレード特番」*2を横目に出発。
  • 11:00過ぎ、大通。4丁目交差点の三越の辺りで見ようかと思ったが、スゴイ人垣!!いや、想定の範囲内だけどさ。でも、これだとさすがに遠すぎるので、ちょっと移動。結局、大通公園の道銀本店の辺りに陣取る。「ここがベストポジション!」という訳ではなく、単に「これ以上は進めない..」というだけなんだけど。ま、いいや。
  • 11:30頃、パレードの隊列がやってくる。空からは紙吹雪*3。先頭は鼓笛隊*4のはずだが、幾重にもなった人垣越なので姿は見えない。「タッタカ♪タッタカ♪トコトコ〜♪」と音は聞こえるんだけど…。同じく、背の低いオープンカーに乗っていたヒルマン監督も見えなかった。でも、2階建てバスを改造した「オープンバス」に乗っていた選手団は(少し遠いながらも)視認できた。小笠原、ダル、新庄、ひちょり…(←これくらいしか知らない..)。「あれだけゆっくりしたスピードでバスを運転するのも大変そうだなぁ〜」と妙なところに感心してしまう。・・・というわけで、写真を貼っておこう*5

    

〔(左):着いた時には既にこの状態*6。(中):1番左が「小笠原」。右から2人目のメンドクサそうに手を振っているのが「ダルビッシュ」。(右):手を振る「新庄」と「ひちょり」。〕

  • 大通から研究室まで徒歩。「後の祭り」というか「祭りの後」というか…。H大は明日、AOと帰国子女の入試が行なわれる模様。まぁ頑張ってくらはい..
  • 13:30、研究会。今日の報告は2件。
    • 1件目。中国の大学から客員研究員でいらっしゃっている先生のご報告(英語)。「コンピュータ関連発明の特許要件について」*7。パート1がアメリカとEUの比較研究。パート2が中国の現状*8。「数学的なアルゴリズムが直ちに特許されることがない」というのはどこの国も同じみたい。従って、特許要件として色々と要件を付加する。ハードウェアに関連付けるのはまぁ分かるが(←今では通用しないけど..)、「『形容詞』を並べて、それで制限した気になられてもねぇ…」*9という気はする。報告に加えて質疑応答も英語だったので、かなりフラストレーションが溜まった*10。「質問の英語が分かっても答えの英語が分からない」とか、あるいはその逆とか。隔靴掻痒..
    • 2件目。Hs先生。同じくソフトウェア特許について。特許法上の「自然法則の利用」という要件が、殊ソフトウェア関連発明では最早破綻してるから、これは諦めましょうと。で、保護に値する発明か否かは、ソフトウェアの場合、「発明開示要件」*11のサイドで絞ってみてはどうでしょうか??という「意欲的(チャレンジング?)な」ご報告。具体的には一定のソースコードアルゴリズムの開示を求める*12。もっとも、まず、なんでソフトウェアだけそうなるのか*13、進歩性等でチェックできるのではないか(←この点はHs先生も否定はしない)、あるいは「発明の正確な把握」という側面ではなく、むしろ「発明の完成度(未完成発明)」のチェックという側面が背後にあるのではないか、というご意見が。
  • 17:30過ぎ、終了。そのまま図書館で資料収集。そののち研究室でRP作業。
  • 今日の思考メモ。
    • 昨日の続き。「顧客吸引力へのフリーライド」がなんとなく不当なのは分かる。しかし「物のパブリシティ」の最判([ギャロップレーサー])が示すように、経済的価値の「独り占め」がいつでも正当化されるわけではない。
    • 「物パブ」最判の場合は(大雑把にいえば)所有権との関係で「所有権を基礎にその経済的効果まで独占できるわけではない」という趣旨だったハズ*14。この点、所有権のような永久権であっても無理なのだから、著作権のように存続期間が限られている権利を基礎に、「創作したのは私ですから」と、その経済的価値をいつまでも主張するのは、なおさら無理だと思われる。
    • 剽窃的な商標出願だ」と言った場合、俗な言い方をすれば「ドロボー」な訳だが、何をドロボーしているのか?経済的価値そのものではなく、経済的価値を「信用」と言い換えて商標法に関連付けてると思われるが、信用毀損(稀釈化)というためには、すでに当該指定商品分野において「他人」の信用が題名に蓄積していることが前提になっているのだろう(あるいは15号のように指定商品を超えるなら商品等表示としての著名性)。
  • ・・・なんだか混乱してきたなぁ(苦笑)。思いつきで思考しても堂々巡りだな。ははは。
  • 23:00、帰宅。明日は文章化(PCへの打ち込み)に取り掛かろう。

*1:サタデーずばッと…』なんですね..

*2:NHKとTvh以外はパレード生中継の特番を組んでいた。

*3:ニューヨークで行なわれた「湾岸戦争の凱旋パレード」みたいだ…。

*4:道警だったか札幌市消防局だったか..

*5:ほとんど[雪月花]な写真ばかりだ…(←知財ジョーク(笑))

*6:「人がゴミのようだぁ!」(©ムスカ

*7:"Patentability of Computer-related Inventions"

*8:中国の新審査基準など。

*9:「useful」とか「concrete」とか「tangible」とか…

*10:具体的には「眠気」の形で症状が現れる orz..

*11:明細書での実施可能要件、サポート要件、明確性要件..

*12:特許されるのに必要な範囲・程度での開示であって、かなり「川上のソースコード」を念頭に置かれていた印象(「製品レベルのソースを出せ!」と言ってるわけではない)。イメージとして、薬や化学の分野で「効能データ」や「実験データ」が要求されるのと同様、ソフトウェア分野では「本当に役に立つのか否か?使えるのか否か?」のハードルとしてソースコードetcの開示を要求されるらしい。

*13:もっとも、時代と伴に、あるいは技術の進歩と伴に、インセンティヴを促す対象は変わるのだから、発明の要件も変わりうる。(「ドグマではない」という趣旨だろう…。)

*14:加えて現時点で立法がない、という説示もあったと思う。