日々(RP:073)

  • 年末は毎度そうなんですが、「明け方に寝て、昼頃起きる」というパターンが始まりつつあります。軽い時差ボケです。
  • 研究室の机にクリスマスのリースを飾ろうと思う*1。僕にとっては毎年の恒例行事*2
  • 出勤。その後、院ゼミ。最近は「前半=講義・後半=判例報告」のパターンが定着。
    • 講義。今日は消尽論。アシクロビルとかインクカートリッジとか。アシクロビルは、要は「水に溶いて精製し直した」点がヤヤコシイだけであって、本質的には「買った商品を横流しした」というのと変わらないだろう(たぶん..)。
    • 判例報告*3。「使用するうちに、磨耗によって「0.25mm」という特許要件を充たすような被告製品(機械)は間接侵害に当たるか?」がメインの論点。結論は非侵害。もっとも、従来の裁判例には、経時変化によってクレームを充たすようになる薬品(カビキラー)が侵害とされたものがある。両事件の差異(判断を違えたポイント)は3点とのこと。①:ユーザーの行為の介在*4、②:必然性*5、③:クレームを充足するようになるまでの時間*6
  • 研究室に戻る。そろそろ研究会で報告した原稿をRP用に加筆修正しようと思う。多少、構成を組み替えようかと。順番を入れ替えるだけだけど。
  • 学会バイトの詳細メールを戴く。何の学会なのかやっと判明(笑)。「スーツを着用のこと」となっている。ステージに上がるのかもしれない*7。どうしよう..
  • 22:00過ぎ、帰宅。雨が降ってくる。あらら…。

*1:昨日COE研に行ったら、ドアに小さなリースを貼って飾っていた。

*2:去年はこちら、おととしはこちら

*3:東地判平14・5・15、東高判平15・7・18[ドクターブレード1審・2審]

*4:カビキラーはそのまま放置しておいても化学反応の進行によってクレームを充足する物質に変化するが、ドクターブレードはユーザーが使い続けることで、クレームを充足する帰結となるらしい。

*5:クレームを充足するように変化する必然性の有無(あるいは割合?)。

*6:カビキラーは消費者の手元に届いた段階で、ほとんどクレームの物質に変化しているが、ドクターブレードは「0.25mm」になるまで、相当時間、非侵害の態様での使用が続くらしい。

*7:分担表によると「開会挨拶終了後、椅子を撤収する」となっている。椅子ってステージ上にあるんだろうなぁ。どきどき。