『キン肉マン』を法廷で説明すると…

百選(2版)で[キン肉マン]事件とやらを見つけてしまう。判決の冒頭部分は以下。

本件映画は、地球から五〇〇億光年離れた大キン肉星という架空の天体に存在するキン肉王国の王子である「キン肉マン」が、地球において成長し、やがて格闘技宇宙一をめざして挑戦してくる超人を相手として戦うというプロレスアクション物語であり、主人公である「キン肉マン」の外、「ミートくん」、「キン骨マン」、「スカイマン」、「リキシマン」、「テイーパックマン」、「スマイルマン」、「ペンタゴン」等多数のキャラクターが登場する一話約一三分の連続漫画映画である。・・被告は軟質プラスチック製人形(以下、まとめて「被告人形」という。)を・・製造させ・・販売させた。被告人形は、いずれも本件映画のキャラクターの姿態をそのまま三次元的に作出し、有形的に再製したものである。
(※一部省略)

「五〇〇億光年離れてる」とか「架空の天体」とか説明する必要があったんだろうか。とっても謎…。あと「テイーパックマン」って何ですか?僕、知らないんですけど。「多数のキャラクターが登場する」って言ってんだから、「テリーマン」とか「ウォーズマン」とかもっとメジャーなキャラを挙げればいいものを…。ちなみに「軟質プラスチック製人形」というのは言うまでもなく「キン消し」のことです。僕が小学生の頃、「ビックリマンシール」と並んでやたらとブームになったシロモノなんですが。80年代生まれの皆さんはご存知ですか?