日々(RP:043)

  • 起床。空が暗い。「天気が悪い」というより「イヤな天気」だ。
  • 出勤。12:30からDVD鑑賞会。「日米知的財産模擬裁判」(※こちら)。事件は均等論が問題となった架空の事案(「低ヘパリン綿撒糸入り採血器」事件)。裁判の流れ(=口頭弁論から弁論準備手続に移って、和解期日も設けられていた)が分かり易く再現されていた。技術内容も分かり易く説明されていたが、「メンザンシってどういう字を書くんだろう…」とずーーっと考えていた(笑)*1。音声を除いてはかなりいいデキ。刑事事件は格別、民事は傍聴しても良く分からないので(=「陳述しますか?」「ハイ」で終わる…。)なかなか貴重だった。
  • あ、DVDに活字でしか見たことのない、有名人(?)がいっぱい登場してたのも面白かった。原告代理人役に大野聖二弁護士、被告代理人役に片山英二弁護士。裁判官役に三村量一裁判官、榎戸道也裁判官、瀬戸さやか裁判官。傍聴席に飯村判事や高林教授など…!!

(※オマケ:特許方法と被告方法の対比(クリックで大きくなります)。参考サイトはこちら

  • 15:00、研究室。昨日の面談で指摘された点を踏まえつつ、レジュメを再検討。そのまま、ずーーっとお仕事。評釈冒頭でのアウトライン紹介(=「本判決の位置づけ」)を「国際信義が問題となった事案」とするのではなく、「キャラクター・ビジネスが問題になった事案」とカラフルにし、「侵害の場面での事案(=権利濫用で権利行使を遮断)はあるが*2、本件のように登録の場面で阻却した事案は見当らないので実務上も参考になる!」とムリヤリこじつけた方が、迫力が増すかなぁ…、と(胡散臭いですけど..)。POPEY事件の評釈は増井和夫弁護士のものが、論理を丁寧に追っていて一番読みやすく、また理解しやすかった。
  • 夜、帰宅。戦時加算制度についてチマチマ考える…。

*1:「めんざんし」は「綿撒糸」と書くらしい。

*2:最判平2・7・20民集44-5-876[POPEYE]