注釈

学者さんの書く文章にはたいてい注釈がついている。で、いつも思うのが「前掲ってどこやねん!!」ってこと。例えば高林龍『標準特許法』(2002年・有斐閣)を注で引用する場合、初出は文献名をフルで書いて引用ページを書くんだけど、2回目以降は「前掲高林33頁」としか書かないのが通常。同じ書籍のタイトルを何回も書くのはバカバカしいってことなんでしょうけど、これだと前掲がどこなのか探さないといけない。注の数が少ないならまだいいんですが、多い場合に、例えば初出が【注7】で2回目が【注96】だったりすると無性に腹が立つ(!)。読む人のことを考えて【注96】から【注7】にジャンプできるように書いておけばいいものを!!まったく気が利かない人たちだ…。ちなみに僕は「高林/前掲『特許法』33頁」とか「高林/前掲(注7)33頁」とか書くように心がけています…。