日々

  • 未明。[液体収納容器2審]をチマチマと読む。「当裁判所の判断」は3つに分かれている。「1:物の発明の国内消尽、2:物を生産する方法の国内消尽、3:国際消尽」の3つ。とりあえず「1」のみ読了。
  • 裁判所は、「消尽しないケース」を2つの類型に分けて考えている。第1類型が「本来の耐用期間経過後の再使用・再生産」。第2類型が「特許発明の本質的部分に対する加工・交換」。助教授の評釈中のタームを使うなら、第1類型は「効用基準」、第2類型は「主要部基準」に当たると思われる。
  • 本件につき、裁判所は「第1類型には該当しないが、第2類型に該当するので特許は消尽しない」と判示している。
  • 感想。第1類型に該当しないのは理解できた。第2類型については技術内容がよく分からんので何とも言えん。分からないのが睡魔のせいなのか頭のデキが悪いせいなのかは不明(おそらく後者..)。
  • あえてひと言だけ言うと、まるで「トロイの木馬」のようだ。(以下、判決を誤読している可能性を恐れずに書くなら..)どうやらこの発明は「インクが漏れない」という点に特徴があるようなので、そもそもインクが入っていなければ発明は威力を発揮しない(発明が実現しない)。インクが充填されていて、初めて「漏れない」という威力が発揮される。従って「漏れない」という特許発明に不可欠な部材は(翻って)「インクそのもの」であり、インクを再充填する行為が「発明の本質部分の構成に不可欠な部材の交換」に当たるとしているかのようである(←本当???)。あるいは技術自体が「インクを使ってインク漏れを防ぐ」というものなのかもしれない(←要再読!)。
  • 残りの部分と発明の技術内容の理解は起きてから取り組むことにしようか。いずれまとめて「コメント」をエントリするかも(?)。ヤル気があるうちに読まないと、絶対読まないしなぁ…。もう少し丁寧に検討したい気分。
  • 10:00、起床。今日は部屋が格段に寒い気がした。
  • キヤノン逆転勝訴」が新聞の1面になっている。「新しい基準の確立…」とかなんとか書いてあったがそれほどでもない気がする。
  • 午後、出勤。今日もCOE研でお仕事。
  • 3時間ほど黙々と単純作業。「自分は大卒総合職なんかより、4直3交代系の単純労働の方が向いているのかも…」と思ったり。 給与は安そうだけど..
  • 18:30、今日のお仕事は終了。
  • [液体収納容器1審]の評釈をコピたり。NBLが1386円/1冊だということに気付く。高っ!
  • 3278410号の明細書をプリントアウト。
  • 帰宅。母に頼まれた仕事をこなす。
  • 少々お勉強など。