訃報

泣くかと思ったけど泣かなかった。
 
覚悟ができていたからかもしれないけど、
本当に覚悟が「できあがっていた」自分を非情だと思った。
 
「その日」が近いと知った時は一晩中悲しかった。
「その日」もきっと悲しむだろうと思っていた。
 
でもそんなことはなかった。
結局、僕はそういう人間なのだ。
明日だって普通に大学に通うだろう。
 
ただ、26歳はいくらなんでも早すぎると思う。
もう1度逢いたい..