ネット業界の「1975年世代」

NHK『経済羅針盤』に「はてな」の近藤淳也氏が出演していた。ネット上での人と人との繋がりを模索している風味。近藤氏と笠原健治氏は同い年(=1975年生)だということが判明(…で、西村博之氏が1つ年下と…(笑))。この世代のほんのちょっと上がいわゆる「ヒルズ族」(=藤田晋氏とか堀江貴文氏とか)。近藤氏らが数年後、「出世魚」のようにヒルズ族になるとは思えないし、それを望んでいるようにも見えない。地味といえば地味な世代。でも、1つ上の先輩方(?!)が「ビジネス、ビジネス..」「カネ、カネ..」「株、株..」と言い過ぎたことの揺り戻しが1975年世代で生じているように見える。ネット系ベンチャーにありがちな「つっぱった感じ」がない。「失われたもの」や「見失いつつあるもの」を取り戻すイメージ。そして「ヒルズ的なもの」に対する反動。いい意味で「あくせくしない・無理しない」といった感じ。ネット上で提供するサービスも「コミュニケーション・ツール」を基底にしている気がする。ビジネスモデルは確立したいんだろうけど、それで「大もうけをしたい」とか「会社を大きくしたい」という風ではない。その意味では「起業家失格(?)」なのかもしれない…(←ホメ言葉のつもり..)。いや、ホンネはどうなのか分からないけど…(笑)