損害賠償にまつわる「都市伝説」..

「大規模停電」で思い出したこと。賠償にまつわる「都市伝説(?)」について。

  • JRとか地下鉄で飛び込み自殺すると、ダイヤが乱れた分を遺族がぜぇぇーーんぶ補償しなきゃいけないらしい…
  • 踏切内で車が立ち往生しちゃって、うっかり特急列車なんかを止めちゃったりすると数千万単位の「請求書」が送られてくるらしい…
  • 山で遭難した場合、民間の捜索救助隊が編成されることがよくあるが、実はこの救助隊は「実費」なので、「山で遭難したら、たとえ救助されても身上を潰す(=破産する)」らしい…
  • 一方、同じアウトドア系の遭難でも、海で遭難した場合は海上保安庁が全面的に救助を行なうので無料らしい…

…こういう噂って結構有名ですよね?でも、どこまでが本当なんだろう…?「聞いたことはあるけど真偽は不明..」って意味ではほとんど「都市伝説」化してます。たしか踏切のケースはJR北海道が「お金はかかりません。躊躇せずに非常ボタンを押しましょう」的なキャンペーンCMをやっていたのでウソだと思いますけど(←もっとも、CMにもかかわらず、やっぱり世間では「特急を止めたのにまるっきりタダって訳にはいかねぇーだろ?!」ってことで「ボタンは押すな」的なアドバイスがまかり通っている模様…)。遭難も「山は有料・海は無料」ってどっかヘンだと思うんだけど、誰も教えてくれないので、やっぱり噂が一人歩きしている印象。
今回の大規模停電でクレーン船会社に「賠償しろっ!」といった抗議電話が殺到してることは想像に難くないが、このことは翻って「自分達が払う側にまわったら、そりゃ破産だわな..」という、上に書いた“世間の常識”が影響しているのではないかと思ったり。
(※「噂の真相」をご存じの方は教えてください..)