「君は世間知らずだな..」

「君は世間知らずだな」と言われると何かしらカチンとくるものがある。
確かにこの手の発言をする人は大抵僕より年上なので、人生経験が豊富なのかもしれない。でも、僕が言いたいのは「キサマは本当に他人に説教できる程の人生を送ってきたのか?」ということ。せいぜい「その他大勢」と大同小異の“成り行き任せ”な生き方しかしてこなかったんじゃないの?と。「豊富」の中身が(「質的」なものではなく)「量的」なものだとするなら、中年の彼が持っているアドバンテージはせいぜい「長生きしてます」という程度のものであって、「長生きしてるくらいでエラソーに講釈垂れてんじゃねぇーよ!恥知らずめ!」という類の反発です。加えて、こういう言葉を発する時、その人は僕に対して「優越感」や「憐れみの情」なんかを抱いている訳で、それがものすごぉぉぉく不快です。テクニカルな「世渡り術」なんかアナタから教わる気はありません。大きなお世話です。
もちろん、(年はくってるものの)僕はまだまだ「若造」の「オコチャマ」ですし、社会人経験もなく、結婚して妻子を養っている訳でもないので、背負っている「責任」なんかは中年男性なんかとは比べものになりません。素直に「偉いよなぁ〜」とも思います。そういう謙虚さは持ってるつもりです。ただ、「世間知らず」という言葉の本質が、自分の経験した「世間」を絶対視し、多種多様な考え(←今回の場合は年下が発する生意気な考え)を一考だにしないことなのだとしたら、そういうアナタの方こそ「世間知らず」なんじゃないですか?
…もっとも、こういう感情的な反発というのは、その人の発した「言葉」に向けられたものではなく「その人」自体に向けられたものなので、キライな中年男からは何を言われてもカチンとくるんですけどね…(苦笑)