日々

  • 8:00、ノドが乾いたので起きる。あ、今日は研究会だ..
  • フォトアルバムを作って昨日の写真をアップする。6枚だけなのでチャッチャと作る。
  • ブログをかれこれ10日ほどホッタラカシにしていたことが判明。これだけ間があくのもめずらしい。ちょっぴり罪悪感(?)を感じつつ、「メモ帳」に最近の出来事を書いていく。「メモ帳」に下書きする理由は、書いている途中で文章が吹っ飛ぶととても悲しいから(←ブロガーなら誰でも経験があるはず!)。
  • ブログをチマチマ書いていたら出勤の時刻に。
  • 14:00、研究会。今日のテーマは「知的財産信託」。信託って全然分かって無いんですけど…。「信託法」と「信託業法」に分かれてるなんて初耳だし..(!)
  • 報告者はLS生。エクスターンシップの成果だそうで。趣旨は2点。「知財信託の基本構造解説」と「実際の運用における問題点」。以前、本学にいらっしゃったTh助教授(商法)も駆けつけていらっしゃる。
  • 報告はとても分かり易いものだった。彼はプレゼンが上手。ただ3時間は長いと思う…。
  • 報告時間。僕はいつも「時間(=量)」の話しかしないが(「質」の判断なんてできないし..)、時間が長いと集中力が続かない。面白い映画だって、せいぜい2時間ぐらいで飽きてくる人だし。報告は短ければ短いほどよい。刑事法研究会に聞いたらどんな報告もせいぜい1時間、通常は30分程度らしい。自分がやる時(..無いと思うけど)は30分で終わらせたい(?!)。
  • 知財信託。法改正により知財が信託可能財産の対象になった。信託のメリットはざっくり言ってしまうと「知財管理」と「資金調達」。利用が見込まれる業界は3つ。「コンテンツ業界」「企業(グループ/中小)」「大学」。報告の中心は「コンテンツ業界」。「(民法上の)組合型」「SPC型」に代わるものとして「信託型」が提唱される。あぁ、今日は知財六法は全然ひきませんでしたよ( いつものことですが… )。
  • 知財信託は実はあんまり進んでいない。「ノウハウがないので危なくてやってられない」とか「そういうニーズがない」とかあまり本質的ではない(が大切な)理由もさることながら、税金面や未完成著作物の完成保証はどうするか?など問題も多いみたい。そもそも現段階で「信託」を組むのはコストが掛かり過ぎ。専従の弁護士、公認会計士弁理士リエゾンになるコーディネータなどは外部委託が必要で、信託会社(信託銀行)オンリーでの運用は無理。一体いくらかかるんだ?信託会社も今は「お勉強」の段階なんだろう。
  • 質疑応答では主に「資金調達」の面でのご意見が。根本にあるのは、知財担保融資はロイヤリティがどれだけ入るかが見込めない段階での融資(資金調達)なんだから、その点を乗り越えるにはさてどうすればいいんでしょうね?と。「知財信託はデッドではなくエクイティで融資を受けられる点もメリットなはず。その点も明示すべき」「なんで知財権をドンっと信託する必要があるのか?(管理はさておき)融資を受けるということに着目するならロイヤリティ債権の信託ないし譲渡で間に合うのでは?」「海外展開、とおっしゃるが、じゃあ外国特許はどうするのか?信託会社に突っ込むの?」「信託会社内で特許権が相互に競合(ex.互いに侵害している)したらどうするの?」などなど。問題山積。しかも現段階では机上設例の域をでないし。大変そう…。
  • 18:00、終了。いや、結構勉強になったと思う。こういう「講義型」や「法改正趣旨解説型」の研究会は割りに好き。「倒産法改正(ライセンサーの倒産に関する諸問題)」とか、「私的録音録画補償金制度の現状」とか。「話題に上るが、よくは分からないテーマをみなさんで勉強しましょう」的でいいと思う。
  • 研究室で同期とダベる。研究室のお引越の件など。あとアスティ2Fのイタリア料理店はオススメだそうで。
  • 帰宅。